2020年01月29日カテゴリ:Webサイト運用

SEO スターター ガイドに従いリッチリザルト対応パンくずリストを作る(1/3)

『検索エンジン最適化(SEO) スターター ガイド』には『「パンくずリスト」を使用する』=てか、使え。と書いてある

当ブログでは、つい先日まで「パンくずリスト」を実装していませんでした。そもそも当ブログが稼働している WordPress では、パンくずリストがデフォルトでは用意されていません。そりゃそうです、どの記事がどういう位置づけになるのか、記事の上位概念はなんなのか、といったサイトの論理的な構造は WordPress が直接管理している部分ではないため、作ろうにも作れないからです。

編集部で検討したところ、この現状は改善すべきだよね、ということになり、パンくずリストを実装することになりました。そこで頼りにするのがGoogleのSEOガイドラインこと、『検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド』。実際、以前の記事

ではするっとスルーしていたわけですが、いよいよ年貢の納め時というわけです。

今回、パンくずリストを実装するにあたり、念の為スターターガイドをじっくり読み込んでみました。その結果、次の事がわかりました。

なんということでしょう。パンくずリストは

 なんとか > かんとか > ほげほげ

といったリンクを置けばお終いというわけではなく、検索エンジンが読み取るためのデータをきちんと書かなければいけないらしいのです。それが「構造化データマークアップ」ですね。以前の記事でも「重要」と書いた部分です。それを無視してたわけですね。てへへっ。

なんで構造化データマークアップが必要?

そもそもなんで構造化データマークアップが必要なのかというと、パンくずリスト自体がデータとして明確に定義されていないから、ということになるのでしょう。従って、通常のページにあるのは「人間がパンくずリストと『感じる』ような文字列」でしかないわけです。これをプログラムがパンくずリストとして認識できるかどうかは大変ややこしい問題です。なんらかの大小関係を記述しているような文章、例えば

 大好き > 好き > 嫌いではない > 好きではない > 嫌い  > 大嫌い

といった表現を含む場合、これが大小関係を表した文字列なのか、パンくずリストなのか、取得したページを解釈するプログラムが判断に迷うことになるでしょう。これを明確に区別できるようにするには、機械が読み取れるデータをきちんと用意する以外にありません。

microdataとかRDFaとかも許容するようではあるのですが、少なくとも現時点においては、Googleが推奨すると明言している以上、JSON-LDにしておいたほうが良さそうです。ここいらへん、長いものに巻かれる編集部なのです。

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