2020年01月29日カテゴリ:Webサイト運用

SEO スターター ガイドに従いリッチリザルト対応パンくずリストを作る(3/3)

Webサイトの情報構造を表現するには

ファイルの置き場としてのディレクトリ構造も、アクセスするためのURLの形式も、それだけでWebサイトの情報構造を意図した形で表現するには難しい面があります。

一つは使える文字の問題で、ディレクトリ名として日本語を使うことは色々むずかしいため、どうしても英語系になりがちで、わかりやすさに問題が出てきます。URLの方も日本語を使えなくは無いですが、データとしてのURL文字列に日本語を直接使えないため、エンコードされてしまい、せっかくの意図が台無しです。

もう一つは、ディレクトリがツリー構造しか許さないため、ネットワーク状の構造を表現することができません。

というわけで、情報構造を表すには、ディレクトリ・URL以外の手段が必要なのです。

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドがナビゲーションの整備と並んで、構造化データやパンくずリストを重視しているのは、検索エンジンが「Webサイトの情報構造を的確に把握する」ために重要な役割を果たす、と考えているからではないでしょうか。

また、別の側面としては、ユーザービリティの向上が期待できる点にあります。現時点ではちっとも反映されてはいませんが、パンくずリストが検索結果にリンクとして提示されるようになった場合、検索結果を含むような部分(メタな部分:上位概念)へ直接遷移することができるようになります。「この書き方だとちょっと違いそうだけど、この方面ではあるから、ちょっくら覗いてみるか」という行動を期待できます。これにより、流入が増えるかもしれません。あるいは、視覚的に違った表現となるのであれば、より目立ちやすくなるかもしれません。

果たしてリッチリザルト対応にすることで何か変化が出るでしょうか?そもそも当サイトの情報構造は的確に伝わったのでしょうか?そのあたりは、今後のお楽しみということで。

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