2020年01月29日カテゴリ:Webサイト運用

アクセスを増やす施策〜コスパ優秀6選、避けるべき3悪手(1/3)

ちょっとした工夫でできること

BtoB企業の場合、製品情報のページやサービスを紹介するサイトのアクセスアップは一筋縄ではいきません。安易に広告に頼ると一時的にはトラフィックは呼べても予算が続かない限り「金の切れ目が縁の切れ目」と言わんばかりに、ガクッとアクセスが落ちてしまいます。

以前にもこちらの記事で、アクセスアップの手法のうち「優良なコンテンツ作り」とそのための「ネタ集め」についてご紹介しました。

今回はさらに踏み込んで、むしろもっと手軽に「ちょっとした工夫でできること」を集めてご紹介します。

そして、「アクセスアップ手法」を検索すると目にしがちな手法のうち、企業のWebサイトとしてはオススメできない手法も併せて解説します。

地道な検索トラフィック対策

一発逆転のホームランを狙うよりも、フォアボールで出たランナーを確実に得点圏に進めていくような手堅いアプローチの種類です。

ポテンシャルのあるページを探せ!

Google Search Console(通称「サチコ」)で探してみると、「検索結果に表示される回数は多いのにクリック数が少ないキーワード」が見つかることがあります。

表示回数が多いということは、検索ボリュームがそれなりにあって、かつ高い確率で検索結果の上位に表示されている可能性があります。

的外れなキーワードはともかく「惜しい!」と言いたくなるものが見つかったら、そのキーワードを自分で検索してみましょう。

Googleの検索順位アルゴリズムとしては、ユーザーの検索意図にマッチしていると評価されているものの、人の目から見ると「クリックする気になれない何か」があるのです。それこそがポテンシャルです。

まずはタイトルの見直し

そのようなページを見つけたら、まずは「ページのタイトル」を見直してみましょう。

ブログ記事のようなページでなくても、コンテンツの内容を示す「ページタイトル」が存在して、それが検索エンジンからユーザーの情報ニーズにマッチしている可能性があると判断されて、検索結果に表示されているのです。

まさに、あと一歩のところまできているので、ユーザーの求めるものがあることを示すタイトルに変更してみましょう。

ひょっとして、「製品名(型番)+会社名」みたいなシンプルなものになってませんか?言い換えれば、前提条件の理解や予備知識がないとその文字列が何を意味しているかわからない状態になっていませんか?

まずはその製品やサービスが属している上位概念(カテゴリ、ジャンル、用途、誰向けのものか、など)を表すキーワードを追加してみましょう。

当社のブログの場合、こちらの記事は公開当初「決め方の決め方」というシンプルなものでした。

そこに「会議」「合意形成」というキーワードを盛り込んだところ、CTR自体は大した変化が無かったものの、クリック数は2.4倍、表示回数も1.9倍に増えました。

ちなみにそこにかかるコストは、考える費用を除けばほぼゼロ円です。

コンテンツのリライト・ページ分割

ポテンシャルのあるページを見つけた場合、タイトルだけでなくディスクリプションや本文の構成も見直してみるとさらに効果的です。

場合によっては一つのページに2つ以上のテーマが混在していて、検索エンジンを使って情報を抽出しようとしているユーザーに「見つけにくい」状態になっているかもしれません。

例えば、製品の紹介のページに詳細情報やスペックの情報から、具体的な用途や応用方法、あるいは事例コンテンツまで同居させてしまっているかもしれません。

印刷物のページ面積の都合で考えると、すし詰めにする合理性がありますが、Webサイトの場合は関連するリンクとして、別ページにあるコンテンツの一部をリンクとして表示することで相互のユーザー導線を確保しつつ、入り口を増やしていくことができます。
また、ページを分割することで、どこまで読まれたのか?どの内容が読まれたのか?後から分析することもできるようになります。

これは単なるPV数稼ぎのページ分割と違って、細かなユーザーのニーズに応えながらアクセスの経路を増やしていく合理的な手法の一つです。

Getting Betterとは

企業の忙しいWeb担当者の方のために、コーポレートサイトやオウンドメディアの運営に欠かせない情報やトレンド・ノウハウを解説するブログです。

日々のサイト運営のご参考になれば幸いです。

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