大規模な組織変更に襲われたWeb担当者が読む記事(1/3)
万物流転
驕れる者は久しからず。沙羅双樹の花の色、行く川の流れは絶えずして、終わりないこの道。一介のWeb担当者として好むと好まざるとに関わらず、どこからか何からかにより引き起こされる不思議な力により、大規模な組織変更は引き起こされるものです。そんなときWeb担当者として何をすべきでしょうか?
荒波をかぶりがちなWebサイト
大規模な組織変更でWeb担当者の目の前が真っ暗(あるいは顔色が真っ青)になることはよくあることです。しかし、それは現在のコーポレートサイトが組織変更に耐えられない構造になっていることを示す、良いシグナルでもあります。
大規模な組織変更により組織名称が変わるだけではなく、ある担当部署の所属先がぴょーんと移動したりします。特にグローバルメニューの構造が組織構造と1対1対応になってたりすると、これを組み替えなきゃいけない手間を考えて背中を冷や汗が伝っていくのも無理ないことです。
しかし、そもそも組織構造が変わったぐらいでコーポレートサイトの全体構造に手を入れなければいけないこと自体が不自然なのです。入居人が変わったからといって建て替えるアパートがありますでしょうか?ありますまい。
本来、Webサイトの構造と組織構造はなんら関係がないはずなのです。むしろ、組織構造にあわせてWebサイトを構成していることの方が問題であり、だから目の前が真っ暗になるのです。