2020年07月29日カテゴリ:Webサイトリニューアル

大規模な組織変更に襲われたWeb担当者が読む記事(3/3)

ではどうする?

図らずも目の前が暗い場合、何をすべきでしょうか?

大規模な組織変更があるからという理由で、Webサイトのリニューアルを発案しやすいと思います。そこで、Webサイトの構造変更も含めたリニューアル、「脱組織化」を計画しちゃいましょう。

必要な対処は次のとおりです。

(1)組織に依存するコンテンツを全て列挙する。

大変ですが、これが一番重要です。「第一営業部」や「第二営業部」といった、組織名称に紐づくラベルを全て抜き出します。特に事業紹介などで部署名が入っている部分には注意が必要です。

(2)組織に依存するコンテンツを整理統合し、接点を軸に再整理する。

組織に依存するコンテンツの整理例

組織が変更されても、通常ユーザーとの接点となる部分は継続され、影響を受けないことがほとんどです(まあ、事業を停止するという組織変更はありますが)。

仮に家庭用のお好み焼きミックス粉「焼かんかい」を扱う担当部署が「第二営業部」から「コナモン統括営業部」に変更となったとしても、通常その「焼かんかい」を取り扱うビジネス自体は継続しているものです。

なので、「第二営業部」の下位に「焼かんかい」となっているコンテンツがあるのなら、接点となるビジネス領域を表す「お好み焼き」というコーナーの下位にお好み焼きミックス粉「焼かんかい」や切りイカパック「いかしますわ」、天かすパック「あげますわ」、乾燥紅生姜の「あかんやつ」、青のりパック「のりまっせ」とかのページを配置し、さらにその下位に、連絡先として「コナモン統括営業部」が来るよう、整理し直します。こうすることで、仮に担当部署の名前や組織内の位置が変更になったとしても、コンテンツの変更は最小限ですみます。さらに、ユーザーが商品ページに対してリンクを張りやすくなるという副次効果もあります。商品ページにはられたリンクは、集客経路として極めて有効です。

問題は「お好み焼き」のような、事業領域を表すコトバを見つけていく作業が結構難しいところにあります。が、ここはせっかくの機会なのですから、手間を掛けるべきです。

(3)接点を軸に組み替えたコンテンツを追加し、組織に依存するコンテンツへの明示的リンクを削除する。

接点軸のコンテンツを前面に出すようにします。具体的にはグローバルメニューから組織依存のコンテンツへのリンクを外し、接点軸コンテンツへ誘導するように組み替えます。既存の組織体系に依存したコンテンツについては、それぞれ対応する接点軸コンテンツへリンクするようにします。

この時、組織依存のコンテンツ自体を削除する必要はありません。外部からのリンクとして集客に役立っている可能性がゼロではない(とはいえ、おそらくは営業ターゲットの選定などでリンクされているのでしょう)ので、到達先を消してしまうのはトラフィックを捨てることになってしまいます。なので、組織ベースのコンテンツはそのまま(つまり、過去に存在した組織のアーカイブ)で塩漬けにしておき、タイミングを見て適宜ふさわしいページに転送、アクセス数が減った時点で削除、という手順にすることをおすすめします。

「見せたい自分」より「見られている自分」を意識しよう

組織と1対1対応しているコーポレートサイトは、社内的には扱いやすい反面、落とし穴があります。組織を紹介するページは当然あっても良いのですが、それが唯一の構造となっていると、いつの間にか作り手目線のコミュニーションが強化され続けてしまいます。そして、組織構造が変わると、とたんに瓦解します。しかも、そもそも訪問者にとっては全く興味も理解もありません。

「見せたい自分」ではなく、「見られている自分」についてじっくり語るWebサイトにすることが、結果としてコーポレートサイトの安定運用につながっていくのです。

Getting Betterとは

企業の忙しいWeb担当者の方のために、コーポレートサイトやオウンドメディアの運営に欠かせない情報やトレンド・ノウハウを解説するブログです。

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