2020年03月27日カテゴリ:Webデザイン

HCD(人間中心設計)とプロトタイプ活用のススメ(1/3)

作り手目線になりがちな社内

営業部門の方が、自社製品の販促チラシや営業提案用のパワポ資料をもとにホームページを作ってください、と依頼してきたら、どんなプロセスでページを作ることになるでしょう?

  • チラシや資料から、製品のUSP(Unique Sales Proposition:独自価値の提案)、キャッチコピー、説明文、イメージ素材を抜き出す
  • PC画面用、スマホ画面用にそれぞれ要素をレイアウト
  • 構成が決まったら、デザインしてビジュアルのイメージを固める
  • リンク先や問い合わせの導線を用意して、コーディング、テスト、公開

という流れになるでしょう。

一般的かもしれませんが、ここに「お客様」あるいは「ユーザー」が一度も登場しません。

依頼をしてきた営業部門の方は「このチラシ(あるいは資料)と自分のトークやプレゼンがあれば有効なコミュニケーションが成立する」前提で、あくまでお客様と、媒体と、自分の三者で成立するモデルをイメージしているのです。

しかしながら現実的には、Webサイトは「孤独なセルフサービス」なのです。

偶然うまくいくこともあるかもしれませんが、ユーザー不在の状態では誰も訪れることのない「作り手目線」のWebページがポツンとインターネットの世界の小惑星として存在するだけになってしまいます。

まずユーザーの情報を集める

その孤独なセルフサービスを有効に機能させるためには、まず最初の一歩としてユーザーの情報を集めることから始まります。

「このWebサイトにきてほしい方はどんな人ですか?」

と営業の方にお願いして、ユーザーに関する情報提供を協力してもらいましょう。
例えば、どんな企業のどんな部署の方が使うのか?立場は?どんな課題を抱えている?どんなメディアに接している?WebやITをどれぐらい使いこなしている?などです。

これらの情報を集めていくと、自然と「ペルソナ」が出来上がっていきます。

ペルソナの例

Getting Betterとは

企業の忙しいWeb担当者の方のために、コーポレートサイトやオウンドメディアの運営に欠かせない情報やトレンド・ノウハウを解説するブログです。

日々のサイト運営のご参考になれば幸いです。

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