2018年08月28日Webサイトリニューアル

リニューアルでWebサイトを良くする3つの鉄板アプローチ

リニューアルでWebサイトを良くする3つの鉄板アプローチ

Webサイトリニューアルの「きっかけ」にはいろいろありますが、せっかくリニューアルするからにはWebサイトを良くしたいと思っている方は多いはず。

でも、漫然と提案を依頼したり、リニューアルすること自体が目的化してしまうと、見た目はよくなるかもしれませんが、利用価値そのものは向上せず(=サイトは良くならない)、残念なリニューアルになってしまいかねません。

そこで本記事では、「Webサイトを良くする」ために行うリニューアルの鉄板アプローチを3つご紹介します。

1. 「問題」ではなく「原因」にアプローチ

「問題」そのものを解決すると、改善できたように見えるものです。しかし、「原因」が根絶されない限り、別の「問題」が持ち上がるだけです。デザインが古い、CMSが使いにくい、セキュリティ上の脆弱性があるなどの「問題」よりも、それを生み出している「原因」そのものにアプローチしないかぎり、本質的な解決にはなりません。

「問題と原因」のイメージ

たとえば、

  • サイト全体のリンク構造やナビゲーションが分かりにくくなっている
  • 特設サイトやランディングページが乱立し、統一感に欠けている
  • 営業的に役に立っている実感がない

などの「問題」が見えている場合があります。これらは、Webサイトを「印刷物的なもの」として、小分けのコンテンツの寄せ集めになってしまっていたことが「原因」として考えられます。

その場合の合併症として、

  • ページごとにバラバラな見た目になってる
  • 古いコンテンツが放置されている
  • 情報掲載に時間がかかり、タイムリーに発信できない
  • スマホ対応したらスクロールの嵐

といった「問題」や、

  • お問い合わせフォームの脆弱性対策がなされていない
  • URLを直に叩くと余計なファイルが見え、Basic認証などの保護もされていない
  • そもそも社名と関連性を予測できないホスト名になってる

などの致命的な「問題」が発生しているケースもあります。

せっかくのリニューアルなので、「問題」を生み出している「原因」を探し出し、二度と再燃しないよう、リニューアルプロジェクトを設計しましょう。

よく社内検討の段階で、上司や他部署を説得に苦労されている話を聞きますが、何が「原因」となっているかを炙り出すアプローチがキチンとできていると、すんなり合意がとれるものです。

こちらの記事(一目瞭然!上司も納得するWebサイトリニューアルの目的)に詳しく書いてありますが、なぜその予算が必要なのか、実行することにより本当に「問題」を解決できるのかを合理的に説明できないと、十分な予算の確保は難しいでしょう。

間違っても「問題」を埋め戻してお茶を濁さないように。

2. コンテンツを作り手目線からユーザー中心設計へ

先ほどの「印刷物寄せ集めモデル」にも比肩する、典型的な問題の「原因」として「作り手目線」の表現が挙げられます。

一方的なセールス文言の羅列だったり、社内でしか通用しない専門用語の多用、誰向けの情報かわからないものが得意げに掲示されていたりなど、ユーザーがすんなり理解できるコミュニケーションになっていないことがあります。

たとえば、

  • 何をするのか分からないけど語呂はいいキャッチコピー
  • リンク先の内容が予想できないナビゲーション
  • 何回読んでも何のことを言っているのかわからない図や解説

などが見つかった場合は要注意です。御社を見たことも聞いたこともない、社名の読み方すら知らない、だけどビジネスする気満々のユーザーが御社のサイトを訪れて、営業窓口となる連絡先にたどり着くことはできるでしょうか?たどり着けないのだとすると、それは「作り手目線」の表現になっている可能性があります。

「作り手目線」のイメージ

きちんとユーザーにメッセージを届けるには、“前提知識ゼロ”であるようなユーザーの視点でコミュニケーションを設計する必要があります。

そのためには、まずターゲットとなるユーザーを明確に定義し、具体的な行動シナリオを作って進めていく方法があります。

コミュニケーション設計の進め方については、こちらの記事も参考にしてください。

コミュニケーションの設計は、Webサイトの表層のデザインや、ナビゲーションの構造、あるいはサイト全体の情報設計の土台となるため、「リニューアルでWebサイトを良くする」カギの一つであることは間違いありません。

3. プロジェクト成功のカギとなる「捨てる」戦略アプローチ

リニューアルプロジェクトを成功させるには、スケジュールと予算と内容のバランスをとることが重要です。
中でも「内容」が一番大事なことは冷静になればわかるのですが、社内では予算とスケジュールが注目されがちです。

プロジェクトの計画段階で明確な「内容」が決められることは稀なので、限られた予算とスケジュールの中で最大限の効果を発揮するには、何を実施しないかを決める「捨てる」という戦略的なアプローチが重要となります。

やらないことを決めて「捨てる」には、基準が必要です。そしてその判断はリニューアルを行う「目的」によって決まります。

「捨てる戦略アプローチ」のイメージ

数々の良くする施策として、

  • イメージの刷新のためのデザイン改訂
  • ユーザー体験向上のために情報構造の改訂
  • ブランディング強化のためのCIコンテンツ追加
  • Webサイト運営業務の効率改善ためのCMS導入
  • 脆弱性対策を施したセキュリティ強化
  • ユーザーサポートのための会員限定サイト構築
  • マーケティングオートメーションの導入

など、試してみたいさまざまな対応策がラインナップしているでしょう。

しかしながら全部を一度に解決しようとすると、予算やスケジュールだけでなく、社内のリソースが対応しきれない可能性もあります。結果的にズルズルとリニューアルの公開時期が遅れたり、費用が膨れ上がったりしかねません。

リニューアルの「目的」が明確で、目指すことや、成果のイメージがハッキリしていれば、「捨てる」ことや「フェーズ分け」ができるようになり、予算とスケジュールも合理的なレンジで確保できるようになります。

実はそれこそが、「企画」の本当の価値なのです。計画段階での企画について、こちらの記事もご参照ください。

やらないことを明確化する(=捨てる)ことで、プロジェクトが無駄に複雑化しすぎることを防ぎ、予算も重点的・効果的に使えるようになります。そして、その取捨選択に必要なのがプロジェクト計画段階の「企画フェーズ」なのです。

当社では数多くのリニューアルを手掛けてきた経験から、この「企画」段階についてはきめ細かい支援サービスを用意しています。お気軽にご相談ください。

ところで私たちはWeb制作のスタッフを募集しています。こちらの記事をご確認ください。

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