周年事業をWeb視点で捉えてみる(2/3)
周年事業におけるWebコンテンツの傾向
上記に挙げた以外にもさまざまな企業サイトで周年記念サイトが制作されていますが、概ね下記のようなコンテンツ構成となっています。
- ビジョン・ステートメント
- 社長メッセージ
- 社史・過去の主力製品やサービスの紹介
- 動画(ブランドエッセンスビデオ)
- 社員やステークホルダーへのインタビュー
- 記念製品やサービスの紹介・キャンペーン
- 記念イベントの告知と報告 …etc.
こう並べてみると採用サイトと同じような構成であることに気づきます。
ステークホルダーは異なりますが、「会社のことを理解してもらう」という目的においては一致しているということでしょう。
どのようなコンテンツが周年記念に(もしくは採用においても)適しているかは、ユーザーの視点に立って検討してみる余地があるかもしれません。
5〜10年周期でやってくる周年事業
周年事業は短くても5年、多くの企業では10年周期で行われることが多いと思います。
企業サイトのリニューアルがだいたい3〜5年程度の周期で実施されるので、タイミングが重なることもあります。
社歴のある企業では数年前から年次計画として周年事業(の準備)が計画されると思いますが、Web施策も同様に計画しておくことが重要です。
あるいは周年事業の一環としてあらかじめ組み込んでおいてもよいかもしれません。
周年記念コンテンツをいつまで、どのような形で公開しておくかといったこともあらかじめ決めておいた方がよいでしょう。
多くのコンテンツは周年が終わると公開終了していますが、次回の周年事業の参考としてアーカイブしておくというのも一案です。
公開終了するにしてもただ削除するだけでなく
- URLを削除したころを検索エンジンに伝える(Google Search Consoleからリクエストできます)
- 公開終了したというメッセージを掲載する
といった対処も忘れずにしておきたいところです。
運営側としては公開終了したつもりでも、まとめサイトやSNSなどでURLが記載された記事・投稿が公開されており、アクセスできる状態が続いています。
(周年記念コンテンツに限った話でもありませんが)ユーザーにしてみれば間違ってもいないのに「ページが見つかりません(404 not found)」といった画面に転送されると、探していたものが見つからなくてがっかりしているところに冷水を浴びたられたような気分になりますから。