2016年08月16日Webマーケティング

周年事業をWeb視点で捉えてみる

周年事業をWeb視点で捉えてみる

「来年創業◯◯周年を迎えるので、Webで何かよい施策はありませんか…?」

こんな相談をいただくことがよくあります。

Webは「20周年」を迎えたばかりのメディアで事例も少ないのですが、調査する中でいろいろ見えてきたことがあります。

周年記念Webサイトの事例

まずは周年記念で公開されている企業のWebサイトで参考になりそうな事例をいくつかご紹介します。

■株式会社トンボ鉛筆(2013年)
創立100周年記念サイト「トンボのキセキ FLIGHT TO 100 / トンボのデザイン展 〜ARTS & PRODUCTS〜」
http://www.tombow.com/100th/

周年事業の定番ともいえる社史年表とこれまで手掛けた製品のデザインが展示されています。
年表は横スクロール形式でわかりやすくまとめられており、会社だけでなく鉛筆そのものの歴史を眺めているようで文房具マニア(?)でなくても十分楽しめるコンテンツとなっています。

■横河電機株式会社(2015年)
YOKOGAWA 100周年記念サイト「Tomorrow’s in sight 見守る力で未来をつくる」
http://www.yokogawa.co.jp/100th/

社史や製品の紹介に加えて、社員アンケートや取引先企業へのインタビュー記事までコンテンツが充実しています。
ブランディングや社内向けコミュニケーションといった目的だけでなく、就職希望者に向けたメッセージとしても有益ではないでしょうか。

■日本精工株式会社(NSK:2016年)
100周年Webサイト「motion for emotion」
https://www.jp.nsk.com/100th/index.html

こちらもBtoB企業ですが、赤を基調とした先鋭的なビジュアルが印象的です。
別サイトでは主力製品であるベアリングを様々な角度から紹介した動画も公開されていて、今後にかける意気込みが伝わる内容となっています。

周年事業におけるWebコンテンツの傾向

上記に挙げた以外にもさまざまな企業サイトで周年記念サイトが制作されていますが、概ね下記のようなコンテンツ構成となっています。

  • ビジョン・ステートメント
  • 社長メッセージ
  • 社史・過去の主力製品やサービスの紹介
  • 動画(ブランドエッセンスビデオ)
  • 社員やステークホルダーへのインタビュー
  • 記念製品やサービスの紹介・キャンペーン
  • 記念イベントの告知と報告 …etc.

こう並べてみると採用サイトと同じような構成であることに気づきます。

ステークホルダーは異なりますが、「会社のことを理解してもらう」という目的においては一致しているということでしょう。

どのようなコンテンツが周年記念に(もしくは採用においても)適しているかは、ユーザーの視点に立って検討してみる余地があるかもしれません。

5〜10年周期でやってくる周年事業

周年事業は短くても5年、多くの企業では10年周期で行われることが多いと思います。
企業サイトのリニューアルがだいたい3〜5年程度の周期で実施されるので、タイミングが重なることもあります。

社歴のある企業では数年前から年次計画として周年事業(の準備)が計画されると思いますが、Web施策も同様に計画しておくことが重要です。
あるいは周年事業の一環としてあらかじめ組み込んでおいてもよいかもしれません。

周年記念コンテンツをいつまで、どのような形で公開しておくかといったこともあらかじめ決めておいた方がよいでしょう。

多くのコンテンツは周年が終わると公開終了していますが、次回の周年事業の参考としてアーカイブしておくというのも一案です。

公開終了するにしてもただ削除するだけでなく

  • URLを削除したころを検索エンジンに伝える(Google Search Consoleからリクエストできます)
  • 公開終了したというメッセージを掲載する

といった対処も忘れずにしておきたいところです。

運営側としては公開終了したつもりでも、まとめサイトやSNSなどでURLが記載された記事・投稿が公開されており、アクセスできる状態が続いています。

(周年記念コンテンツに限った話でもありませんが)ユーザーにしてみれば間違ってもいないのに「ページが見つかりません(404 not found)」といった画面に転送されると、探していたものが見つからなくてがっかりしているところに冷水を浴びたられたような気分になりますから。

「社史」はWebでのアーカイブするのに向いている

周年事業の定番コンテンツとして「社史」がありますが、アーカイブが得意なWebで社史を継続的にメンテナンスしていくことも一つのアイデアです。

多くの周年記念コンテンツはその年度が終わると公開が終了していることが多いですが、社史のように日々追加していくことに価値のあるコンテンツを更新もせずに公開終了してしまうのはある意味もったいない感じもします。

あまり知られていませんが、社歴や沿革といったコンテンツに力を入れている企業も増えています。
その一例をご紹介します。

■高島屋
http://www.takashimaya.co.jp/archives/index.html

■日清食品
https://www.nissin.com/jp/about/history/

■サントリー
http://www.suntory.co.jp/company/history/timeline/index.html

いずれもインフォグラフィックや動的な要素で魅力的に見せる工夫をしているのがわかります。

こうしたWebコンテンツが更新を前提に作られているのであれば、Webの情報をベースで社史を編纂するといったやり方も可能になるのではないでしょうか。

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