2016年08月29日Web知識一般

今さら聞けない?ドメインにまつわるエトセトラ(前編)

今さら聞けない?ドメインにまつわるエトセトラ(前編)

インターネットを支える基本的な仕組みである「ドメイン」。

  • www.yourname.co.jp
  • www.yourname.com

「インターネットの住所」に例えられるこの文字列を紐解いてみると、インターネットを支える仕組みやルールが見えてきます。

その中でもWeb担当者の実務に役立つ知識や情報をご紹介します。

前編はドメインの構造とトップレベルドメインについてです。

後編(サブドメインとURL正規化)はこちら

ドメインの階層構造

ドメインはドットで区切られた文字列であることは周知の通りですが、実は階層構造となっています。

表:ドメインの階層構造

TLDの種類 第4レベル 第3レベル 第2レベル トップレベル
ccTLD www yourname co jp
gTLD www yourname com

ドメインの末尾(jpやcom)をトップレベルドメイン(Top Level Domain:TLD)と呼ぶのですが、これが階層構造の最上位となっています。

図:JPドメインをサンプルとしたドメインのツリー構造

図:JPドメインをサンプルとしたドメインのツリー構造

トップレベルドメインを頂点としたツリー構造となっており、トップレベルは第2レベル(co・ne・or)のみを管理し、第2レベルは第3レベルのみを管理するといった分散型の管理体系となっています。

第4レベル(いわゆる「サブドメイン」)は第3レベルの管理下となるので、ドメイン登録者任意で好きなだけ利用することが可能です。
※サブドメインについて詳しくは後編で解説します。

そしてTLDは大きく分けて「gTLD(分野別トップレベルドメイン)」と「ccTLD(国コードトップレベルドメイン)」に大別されます

gTLDは「.com」や「.org」などがよく知られていますが、申請中のものも含めると何と1,400ものドメインがあるそうです。

ccTLDは用途に応じてさらに4種類ありますが、企業や組織でよく利用されるのは「汎用JPドメイン(jp)」と「属性型JPドメイン(.co.jp や .or.jp など)」の2種類です。

組織につき1つしか取得できない「属性型JPドメイン」

登録の手続きをしたことがある方はご存知かもしれませんが、ドメインはTLD毎に登録条件が定められています。

先に挙げた3つの場合、

  • gTLD(.com):(一部を除き)世界中の誰でも好きなだけ登録できる
  • 汎用型JPドメイン(.jp):日本に住所があれば誰でも好きなだけ登録できる
  • 属性型JPドメイン(co.jp):日本に住所がある組織が「原則1つだけ」登録できる

となっており、属性型JPドメイン以外は個人・組織の区別なく取得できるドメインです。

そう考えると「組織が原則一つだけ」登録できるという点で日本の企業、特にコーポレートサイトで使用するのであれば「.co.jp」を使うのが適していると思われます。

日本の上場企業の9割以上が「.co.jp」ドメインを取得しているというデータもあります。

「co.jp」ドメインの取得が企業にとって存在証明、登記的な意味合いも含んでいるということでしょう。

トップレベルドメイン(TLD)、どう使い分ける?

それでは企業がトップレベルドメイン(TLD)をどう使い分けているか、実例を見てみましょう。

結論から先に言うと、日本の企業が必ずしも属性型JPドメインを使用している訳でもなく、使い方は企業によってバラバラです。
ざっくり3つのパターンに分けることができます。

A:ccTLDドメインでサービスサイトを展開

B:1つのgTLDドメインに統一

C:サイトの種類によってドメインを使い分け

■パナソニック

■ソニー

インターネット発祥の国であるアメリカではgTLDドメインが浸透していたという歴史的経緯から「.com」ドメインを使っている企業が多いようです。
(実は「.com」は「commercial」の略語で、企業の使用だけを想定しているわけでもなかったりするのですが。)

ワールドワイドに展開する企業も「.com」ドメインのイメージですが、グーグルやアマゾンがccTLDとなっているのは国や地域ごとにローカライズが必要だからでしょうか。

ちなみにグーグルは「google.co.jp」も「google.com」も日本語で使用できますが検索結果が異なります。

「◯◯◯◯株式会社」のいわゆる「後株(あとかぶ)」のように捉えられがちなTLDですが、ユーザーへドメイン所有者の情報やサイトの用途・目的を伝える意味でも適切に使い分ける必要がありそうですね。

サイトの用途・目的をドメインを使って表現する方法としては「サブドメイン」を利用する手もあります。
詳しくは後編で、SEO的な見解も含めて取り上げます。

後編(サブドメインとURL正規化)はこちら

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