2019年08月29日カテゴリ:Webマーケティング

企業サイトのアクセスアップ。正しい施策の組み立て方【一人Web担必見】(2/3)

突破口は「ネタ集め」あるのみ

これらの特性をよく理解した上で、効果的なWeb集客でアクセスアップを狙うにはコンテンツのネタが一番重要になります。その「ネタ集め」が突破口になるのです。

ヒアリングは社内→ユーザーへ

インターネットの情報空間に集客用の看板を出すためには、その材料となる情報の十分なインプットがなければ、お客様の満足するようなアウトプットが出せるわけはないので、ネタ集めが重要なのです。

具体的には、

  • そのコンテンツで引き寄せたいユーザーのターゲットを明確にする
  • そのターゲットにとって価値のありそうなことを知っている社内の人を探す
  • 場合によってはお客様に取材を申し込む
  • ユーザーには何が見えていて、何が見えていないか?
  • 何が気になるか?ほしいのか?どうしてなのか?根掘り葉掘りヒアリングする

ヒアリングの仕方ひとつとっても、あくまでユーザーの視点を忘れないことが大事です。

実際にその製品やサービスを利用しているユーザーは、提供側の企業が想定しなかった使い方をしていたり、意外な特徴が評価のポイントだったりするものです。

その材料をどうやって料理するか?

仮に自社の製品やサービスが専門的なもので、お客様も専門知識を持っている場合は少々難しくてもディティールに切りこんだ情報が有効です。
たとえば、製品のスペックやサービスの仕様だけでなく、第三者機関による検査データや成分分析のデータなど、マニアックな情報の中にお客様に刺さる「キーワード」や何かの「値」などの材料が潜んでいるので、その材料を料理して情報として仕上げていくのです。

逆にお客様は専門的な知識が少なくて噛み砕いた情報を必要としているときは、お客様の直面している問題や課題を明確にする表現と、その解決策をセットで構成する「ソリューション紹介型」の情報が有効になります。

地道ですが、こういったアクションが企業のWebサイトにも確実にアクセスアップをもたらしてくれます。
扱うべき材料が明確でユーザーに提供できる情報が中身のしっかりしたものなら、外部費用が必要な広告施策でもバラマキ型ではなく、狙ったユーザーに適切に届くプランが描けるようになります。

名前も看板もないラーメン屋

最近話題になったラーメン屋に、本当に店名もなく、お店に看板すらない(しかもビルの地下1F)というラーメン屋があります。

「名前も看板もないラーメン屋」の検索結果

口コミでお客様が増え、ユーザーが投稿したレポートコンテンツでさらに有名になり、どうやら集客にはまったく困っていない様子です。

従来、ラーメン屋は一定の商圏の中で存在感を示し、誘導経路を築くことが集客の基本でした。しかし、今やラーメン屋もインターネットを使えば、物理的な看板や店名さえなくてもお客様を集めることができる時代になりました。

この実例の中には、企業サイトのアクセスアップを考える上で、ひとつ重要なポイントがあります。

それは、口コミの起点となったコンテンツは全て「ユーザーの視点」から作られているということです。

広報とPRとマーケティング、あるいは販売促進と広告宣伝がそれぞれ分化している機能的な大組織ならともかく、それらをひっくるめてひとりで担当していてしかもWebサイトの「アクセスアップ」まで実現させなくてはならないとすると、そのハードルの高さはチョモランマ級に思えてきます。

しかし、実行手段の選択ではなくユーザーの視点を活かした「ネタ集め」から始めれば、自然とやるべきことは見えてきて、意外に苦労もなく結構な高さまで登ってこれるようになります。

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