【人材募集告知】三バカが斬る Vol.3 ~「数字で見るWeb制作部」~
Web制作部を代表する若手3人、通称「3バカ」が、
採用媒体でよく見かけるあの文言を独自の視点で「斬る!」シリーズです。
- F山中途採用企画を任されいつになく張り切っているが、無表情なので周りにやる気が伝わらない。
いちばん先輩。実は2人を見下している。 - S木自分の話をよくするマイペース。と思ったら、たまに激しくツッコむ。
実は2人を見下している。 - O垣大衆的感性の持ち主だが、たまにボケる。
いちばん後輩。実は2人を見下している。
O垣:F山さん、目が赤いですよ。
F山:そうなんだ。部長に「言葉の正拳突き」を食らった。こないだのキャッチコピー持っていったら、「客観性とユーザー視点が足りない」って。
S木:なんですか?客観性って。
O垣:まぁ、一般的には数字とかですかね。
F山:例えば、ウチの平均残業時間は30時間以内だし、昨年度については離職率は0%らし
んだ。そういう、ユーザーが知りたいことをキチンと盛り込めって…
S木:なんですかね。自慢したいんですかね。
O垣:ホワイト感は確かに大事かも。
F山:でもな、できる奴ほどブラックかホワイトかなんてこだわらないもんだ。
S木:そうですね。自分も残業時間なんて気にしません。
O垣:お、文脈上、自分が「できる奴」になるの術だ。
S木:いやいや、そうじゃなくて、むしろ、
S木:とか、大事ですよ。
あと、プロデューサーに聞いたんですが、給料が二つの口座に振り込めるらしいじゃないですか。家庭持ちはヘソクリし放題ですよね。
F山:給与の振り込みについては、知らないかもしれないが、割と普通だ。
そもそも、そういうプライバシーに配慮のない数字を出すなんて、今度は部長のリアルな正拳突きを食らうぞ。
O垣:S木さん、完全に職場を出会いの場と勘違いしてますね。
S木:会社って出会いの場じゃないんですか?
F山:「出会いの場?」イイこと言った。
O垣:は?
F山:俺は見つけたぞ。できる奴でも、実は不安に感じているのが「職場に溶け込める度」だ。
O垣&S木:はぁ?
F山:解説しよう。Web制作は基本はチームプレーだ。どんなにスキルのあるやつでも仲間と協力し合わなければ、パフォーマンスを発揮することはできない。
S木:そりゃそうですね。
F山:しかも出来るだけ早い段階で成果を上げるには、職場に溶け込んでいち早くチームの一員になる必要があるってわけだ。
O垣:わ、わかりますけど、どうやって客観的な数値にするんですか?
F山:やっぱ、アンケートだろ。5段階評価で聞いてみたらどうなるか?
- 熱烈歓迎だった
- 割と簡単に溶け込めた
- 溶け込むのに時間がかかった
- 溶け込みにくい
- 覚えてない
F山:の五段階だ。
O垣:なるほど。これでスコアリングしてみるんですね。
S木:結果、集計できましたか?
O垣:び、微妙ですね…
S木:ていうか、サンプル少なすぎません?
O垣:熱烈歓迎って、回答者丸わかりだし。時間がかかったのって、きっとF山さんですよね?
F山:うっ。び、微妙だが、これが偽らざる生の数字だ。ありのまま行こう!
S木:なんか、ヤケですね。
O垣:事実は事実でいいんですけど、これで一体何がわかるんですかね?
F山:う~ん…
S木:ま、数字じゃ大したことはわからないって事ですかね。
O垣:いや、方法を間違えただけでは?
S木:あ、F山さん、目が赤いですよ。