ユーザーの行動をたどってみよう
例えば、ある詳細の記事ページ(A)から一旦トップに戻り、他の記事ページ(B)にすすむ、といった履歴が残っていたとしましょう。
このユーザーは、なぜこの遷移を発生させたのでしょうか?記事ページ(A)に記事ページ(B)へのリンクがあっても、それをクリックせずにTOPに戻ったとしたら、記事ページに用意されたナビゲーションは無視されていて、「トップに戻る」という行動のほうがわかりやすかったのかもしれません…
それって「デザインの敗北」だったりするじゃないですか。となると、これは重要な改善ポイントを発見してしまったのかもしれません。まさに「次に何をすべきか」のヒントです。
神は細部に宿る
ハッキリいいましょう。GAのホーム画面のおしゃれな統計値が役に立つのは、統計的に十分な量のデータがある場合のみです。つまり、人気が出てから。人気が出てないサイトの場合、変動や誤差の方が多すぎて、ホーム画面に表示される統計値は役に立ちません。
ホーム画面で表示されるようなざっくりとした指標は、主として平均やトレンドです。これらは少なくとも数万とかのサンプルがない限り、あまり意味がありません。
一方で、実際の個々のユーザーが辿った行動履歴は、まさに生の行動です。細かすぎて全体の様子を捉えることは難しいかもしれませんが、だからこそ具体的にどこを改善すべきかの重要な手がかりを与えてくれます。平均ではノイズにまみれてボケてしまい、見えなかった何かがみつかることでしょう。
ページAに100pvあって、ページBに50pvあったからといって、ページAからページBへの遷移が50pvとは言えません。しかしながら、ユーザー エクスプローラで丹念にたどっていくと、ページAからページBへの遷移が実在するのかどうか、またその遷移をしたユーザーがどういう行動をしているのかを調べることができます。
ここまでくると、「じゃあこのページを訪れたユーザーはどのサイトから飛んで来たんだ?」とか、「このページで離脱する前にどのページを見てたんだ?」などが知りたくなって来るでしょう?
こうやって「調べたいこと」が決まれば、GAは強力にサポートしてくれます。あとは参考ページとかで具体的にどのメニューで何をすればいいか調べれば良い話です。
眠るネコは語らない
すやすやと眠っているネコを見ただけでは、何が起こったのかわかりません。しかし床についた足跡をたどっていくと、何が起こったかのヒントにたどり着くことができるでしょう。
途中でテーブルの上の醤油をぶちまかしてたり、棚の上のものがことごとく床の上に散らばっている原因がわかるかもしれません。
ユーザー エクスプローラで足跡をたどることは、ユーザーが何を考えてどう行動したのか、あるいはなぜ想定した行動をしなかったのか、を考え、サイトを良くしていくための具体的な改善ポイントをさがすための強力なツールなのです。
というわけで、まずは「ユーザー エクスプローラ」から使うことをおすすめします。