で、結局何台契約が必要?
以上整理すると、まず最低限必要な論理サーバは
- wwwなしhttp受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwなしhttps受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwありhttp受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwありhttps受け本番用コンテンツサーバ
- ・編集用サーバ
- ・ステージングサーバ
- wwwなしhttp受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwなしhttps受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwありhttp受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwありhttps受けメンテナンス用コンテンツサーバ
★本番系
★制作系
★メンテナンス系
の10台であり、CMSによっては追加で
- デザイン変更確認用編集サーバ1
- デザイン変更確認用編集サーバ2
★制作系追加
の2台、合計12台が必要という話になります。他に要件としては
- 公開用サーバは攻撃されたら捨てられるように
- コンテンツは編集用サーバとして公開用とは別マシンに
- Apexは場合によっては別マシン
というのがありました。
というわけで、結局契約した方がよいサーバの台数は次のようになります。
★契約1:本番系
- wwwなしhttp受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwなしhttps受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwありhttp受け本番用リダイレクトサーバ
- wwwありhttps受け本番用コンテンツサーバ
★契約2:制作系
- 編集用サーバ
- ステージングサーバ
- デザイン変更確認用編集サーバ1
- デザイン変更確認用編集サーバ2
★契約3:メンテナンス系
- wwwなしhttp受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwなしhttps受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwありhttp受けメンテナンス用リダイレクトサーバ
- wwwありhttps受けメンテナンス用コンテンツサーバ
そしてApexが別に必要な環境だともう1台の計4台、Apexのメンテナンス用も用意するならもう2台の計5台という感じになります。クラウドサーバなら短い時間の単位で借りることができるので、メンテナンス系を必要な時だけ借りることもできます。
結論:最低でも2台契約しよう
メンテナンス中の画面を表示しないという対応が許されるなら、最低でも2台契約するのが良い、ということになります。一方で人気が出たりしてアクセスが増えると負荷分散が必要になりますが、もともと編集用と公開用が別れている構成なら、公開用サーバを増やすことはそれほど大変でもないでしょう。この場合負荷分散なので、論理サーバを増やすのではなく、マシンを増やす必要があります。公開用マシンを並べる(スケールアウトする)ことで大量のアクセスに対処できるようになります。
「Webサーバ?1台契約すれば十分だろ?」みたいな考えが妥当かどうか、一度じっくりご検討されることをおすすめします。