2020年06月26日カテゴリ:Web知識一般

サーバ、ニャン(何)台借りる?(2/4)

公開用だけでいいのか?

公開用の論理サーバは4台でした。これで十分でしょうか?いえいえ、そんなことはありません。

公開用のサーバは、公開するとほぼ同時に攻撃を受けます。ほんの数分以内ポートスキャン(不用意に起動しているプログラムがないかどうかを片っぱしから調べる、通常悪意あるアクセス)が開始され、SSHのポートが公開されてたりすると、即座にパスワードアタック(rootなどのよくあるIDと、よく使われるパスワードでログインできるかどうかを調べる、悪意あるアクセス)が開始されるものです。したがって、公開用のサーバは侵入された場合に即座に切り離せるようにして置かなければなりません。

切り離す場合、編集用の大事なデータも一緒に捨ててしまうのは問題となります。そこで、本番公開用とは別に編集用論理サーバが必要です。これで合わせて5台

一方、記事を更新した際に問題がないか、確認する手段が必要です。CMSにより更新されたページ単体のプレビューは確認できるとは思いますが、それがサイト全体の中で不整合がないかどうかまで確認できないことがあります。となると、この確認用にステージングサーバが必要となりますよね。これで論理サーバ少なくとも6台

デザイン変更しますよね?

さて、サイトを運用していると、テンプレートの変更という状況が発生します。この時何が必要かと言うと、新規デザインを見比べると同時に、既存デザインの本番用コンテンツを更新しなければなりません。検討中のデザインを公開することはできないわけですから、結局は編集用論理サーバがあらかじめ複数用意されていないと、この見比べを実行できないこととなります。

このあたりはCMSによって異なり、複数の編集環境が用意されている場合もありますし、単一の環境しか提供されていないものもあります。いずれにしろ、デザイン確認用に編集環境を最低でも3つ用意しないと見比べできません(本番用新規A案新規B案)。編集環境を一つしか用意できないCMS(Wordpressはこのタイプですよね)なら、あと2台は必要ということになります。

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