2020年10月26日カテゴリ:Webサイト運用

PEST・SWOT・5フォース、外部環境分析で価値あるWeb戦略を立てるには(2/3)

SWOT分析ではココに注目

SWOT(Strengths:強み、Weaknesses:弱み、Opportunities:機会、Threats:脅威) は立てた戦略の妥当性を検証する際によく使われるフレームワークです。外部環境と内部環境の組み合わせで戦略の妥当性がよくわかるようになっています。

SWOT

強みと機会が合わさるところに集中投資するような戦略になっていれば、見込みあり、ということです。逆に脅威と弱みが重なるところは、撤退や縮小など消極的施策でリソースをセーブするというのが常套手段です。

しかしここではあえて「W」に着目しましょう。弱みの克服です。

なぜかと言えば、多くの組織において「弱み」のうち「デジタル対応」というテーマがそこには含まれているからです。会社自体はデジタルに関連するビジネスだとしても、マネジメント層は「デジタル対応」できているでしょうか?例えば経営層の方々は自社のWebサイトで実現できている(あるいは出来ていない)デジタルコミュニケーションについて、どれぐらいの理解・関心があるでしょうか。

Opportunities(機会)とThreats(脅威)がニューノーマルへの適応という強い要請をしてくる局面において、この部分が弱い状態では太刀打ちができなくなってしまいます。

デジタルで「お客様と向き合う」

これまではメールやWebを使って“まどろっこしいコミュニケーション”をするより、「直接会う」という手段が強力な解決力を維持していて、デジタル化へ積極的にリソースを割かないことにも合理性があったかもしれません。

しかし世界は不可逆な変化をしてしまいました。

これまでできていた“展示会でお客様の生の声を聞く”とか“営業訪問してニーズを聞き出す”といったアクションが難しくなってしまいました。その代替手段としてメールやWebを使ったコミュニケーションを強化していく必要があります。

ただし、そこには注意が必要です。社内にノウハウが無いからといって外部の協力会社に丸投げしたり、よく理解しない状態で提案に乗ってしまっては本質的に変化に対応したことにはなりません。

仮に自社サイトがうまく活用できていないとしても、いきなり全面リニューアルなどの大きな投資(金額も期間も)を決断するのは考えものです。

この局面でデジタル対応の強化をもくろむ場合は、ショートスパン&小規模予算で試行錯誤を繰り返すことができるWeb広告に取り組んでみることをお勧めします。

Webサイトを使ったコミュニケーションを強化するにしても、現状のどこに問題があるのかどんな方向に変えていけば良いのか?明確にする必要があります。
例えば、Web広告を使ったトライアル&エラーなどにより、展示会や営業訪問で感じ取っていたものを、広告に反応するユーザーの行動から読み取っていくのもオススメです。

こちらの記事でもその体制づくりのポイントを解説しています。

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