Webサイトリニューアルするならやっぱりコンテンツは一番大事〜画竜点睛を欠く3つの「罠」〜(2/3)
マーケティングソリューションは受け入れやすく聞こえる「罠」
インターネットの世界には〇〇マーケティングという造語(いわゆるバズワード)が氾濫していて、そのソリューションを導入すれば「いろんな問題が一発解決します!」という文脈をよくみかけます。
本当に解決したい課題を抱えている企業にとっては、神の手のように聞こえる時もあるし、解決策を「買える」というのは(金額にもよりますが)とても魅力的です。
しかし冷静に考えてみると、ちょっとした矛盾も見えてきます。
導入のハードルが低くて、簡単に成果が出るのであれば、競合企業だって簡単に導入して成果をあげられます。
時々、会社の電話に「確実に収益を上げられる不動産投資の勧誘」という電話がかかってきますが、そんなに儲かるならわざわざ勧誘電話なんてかけるでしょうか?
慈善事業なのかしら…?と思うあのアプローチと構造的には一緒です。
コンテンツを作るためにかかる費用という「罠」
Webサイトのデザインや実装(HTMLやプログラムを書いてサイトを制作する専門的な作業)にくらべて、コンテンツを作る部分の作業は(文章を書くだけ、素材の画像を用意するだけと考えれば)自分たちでもできそうな気がしてしまいます。
確かに、文章は書けないわけないし、画像を用意することぐらいできるはずです。
ただ、大事なことは「それでよいのか?」ということ。
正確にはコンテンツの素となる材料は社内にあるけど、料理する方法は十分ではないことが普通です。
よくある失敗として、
- コンテンツのテーマは正しいけど、切り口が作り手目線になってしまい伝わらないものになってしまう。
- 出来上がったデザインに文章や素材写真を流し込んでみると、なんとなく想定していた印象と変わってしまう。
など、結果的に目的から遠のいていくことも少なくありません。