2014年08月28日Webサイトリニューアル

ざっくりわかるホームページリニューアルの予算(前編)

ざっくりわかるホームページリニューアルの予算(前篇

リニューアルのプロジェクト予算を考えるにあたって

企業のWebサイト(ホームページ)をリニューアルしたいご担当者様から、「ざっくりいくらぐらいですか?」と聞かれることがしばしばあります。

企業にとっては数年に1回のことなので、前回の実行予算も参考になるようでならないし、そもそも4〜5年前と今とでやりたいことは違うはずです。

そこで、まず予算規模を確定させるために(特に年度計画の始まる季節が多いようですが)、運用をお願いしている会社に「ざっくり予算」を尋ねるのでしょう。

次回もその会社にお願いするつもりであればよいのですが、実は制作会社を変えたい場合など、ちょっと聞きづらいですよね。
そこで、弊社の場合ざっくりこれぐらい、という予算例を書いてみました。

4段階の予算例

ケース1:サーバごとリプレイスで、すべて静的なサイト。既存ドメイン、SSLは証明書取得代行必要、お問い合わせフォームはスクラッチ。PCサイトのみ。

いわゆる一般的な会社案内のWebサイト。
ページボリュームは15~30P程度で、すべて静的なページ。
お問い合わせフォームは、セキュリティ対策も行ってSSL配下に設置する。
ニュースやお知らせは、月に数回程度なので、制作会社更新依頼をして制作してもらうパターン。

¥1,500,000~¥2,000,000
(SSL証明書費用、サーバ費用別)

ケース2:既存サーバに、Wordpressを導入し、コンテンツとデザインをリニューアル。既存ドメイン、SSL取得済み、お問い合わせフォームは単機能をスクラッチ。PCサイトのみ。

CMS(Wordpress)を導入し、製品・サービス情報や事例紹介、お知らせやニュースをブログ機能で管理できるようにする。
お問い合わせフォームは、セキュリティ対策も行ってSSL配下に設置する。
ページボリュームは、静的なページが15P程度。動的なテンプレート画面が5画面程度。原稿の編集も一部あり。

¥2,000,000~¥3,000,000
(SSL証明書費用、サーバ費用別)

ケース3:新規のクラウドサーバ(AWSなど)に、Wordpressを導入し、コンテンツとデザインをリニューアル。既存ドメイン、SSL取得済み、お問い合わせフォームと資料配布フォーム。PCサイト、スマホサイト。

CMS導入、ページボリュームは中規模Aと同等で、その他にPC/スマホのマルチデバイス対応と
資料請求・配布の機能があるフォームとお問い合わせフォームを開発し、それをAWSのクラウドサーバに環境を構築して運用する場合。
リニューアルの企画段階からサポートし、システム・コンテンツともにフォローするパターン。

¥3,500,000~5,000,000
(SSL証明書費用、サーバ費用別)

ケース4:新規のクラウドサーバに、既存サイトのCMSから新しい別のシステムへデータ移行を伴うリニューアル。ページボリュームも多め、既存ドメイン、SSL取得済み、お問い合わせフォームと資料配布フォーム。PCサイト、スマホサイト。

既存のサイト(PC版のみ。CMSが導入されている)に対して、次世代のCMSへ移行し、サーバから再構築を行うケース。
お問い合わせフォーム、資料請求フォーム、採用応募フォームがあり、PC/スマホのマルチデバイス対応。
企画段階からのフォローと、リニューアルの影響予測などを実施(検索結果への影響やユーザー行動など)するパターン。

¥4,500,000~¥7,000,000
(SSL証明書費用、サーバ費用別)

ポイント解説

企業Webサイトのリニューアルの際に、インフラからアプリケーション、コンテンツまでどの範囲までが対象となるのかが、予算に大きく影響を与えます。
その中でも、補足の説明が必要なものをいくつかピックアップして解説します。

忘れがちなSSL証明書

SSLはインターネット上の通信を暗号化して、送信するデータのセキュリティを確保するために必要な通信手段です。

その通信先であるサーバを認証してくれるのがSSL証明書です。

多くのコーポレートサイトでは、お問い合わせフォームや資料請求フォーム、採用応募フォームなど個人情報を取り扱う通信に対して、SSLによる通信を行います。

最近では、類似ドメインを悪用して、独自にSSL認証を取得し詐欺行為を行うケースもあるので、そのような詐欺サイトと明確な区別をするために企業の実在証明をしてくれるEV SSL証明書の導入も進んでいます。

サーバはそのままですか?

リニューアルの範囲を決める時に前提条件としてとても重要なのが、サーバをどうするか?という問題です。

前回のリニューアル時に導入したハードウェアだと、数年を経て耐用年数のギリギリまできている可能性もあります。

また、レンタルサーバを利用している場合でも、数年前の契約のままではスペック/コストが釣り合わない状態になっていることもあります。

近年、クラウドサーバの登場によって、Webサーバをとりまく環境は大きく変化しています。

数年前だと、公開サーバと、ステージングサーバと、テストサーバと開発サーバを別々に用意するには相当な投資が必要でしたが、最近では全て仮想サーバで(論理的に)構築することができるので、従来とは比較にならない小規模な予算でマルチサーバによる運用も可能です。

侮れないお問い合わせフォーム

一見どこにでもあるお問い合わせフォームも、さまざまな問題があって軽く考えているとトラブルの種になりかねません。

通信の暗号化と入力フォームへの脆弱性対策は欠かせません。

通信が傍受されると、問い合わせしたユーザーの個人情報やプライバシーが外部に晒されることになり、企業として信頼を損なう可能性があります。

また、入力フォームに脆弱性がある場合、攻撃を受けるとサーバーに侵入されてサイトを改ざんされる危険もあります。

その辺りの対策をきちんとやってくれる会社にお願いしたほうが良いでしょう。

ここまでは機能とセキュリティの話ですが、お問い合わせフォームには、業務設計の話もあって、長くなりそうなのでまたの機会にします。


次回は、予算規模を左右する企画関連の項目について書きます。

企画系の項目とは
何を作るか決める(という仕事の費用)
機能とコンテンツ
自社で原稿を用意する
アイデアとフィージビリティ

(後編はこちら

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