OODAループでWeb担当者の業務改善のすすめ(キャンプ篇)(1/5)
OODAループって何ですか?
「OODAループ(ウーダループと読みます)」は、インターネットのビジネスメディアでも書店でも目にする機会が増えたかと思います。
一見すると、転職サイトの固有名詞と見間違えたり「穴埋めクイズかな?」と思ってしまいますが、これは「観察(Observe)– 情勢への適応(Orient)– 意思決定(Decide)– 行動(Act)」という4つの行動の頭文字をとったものです。
元々は、軍事戦略家のジョン・R・ボイドによって提唱された軍事行動における意思決定を対象とした理論だったものが、一般的なビジネスの現場にも応用が広がりを見せています。
今ではシリコンバレーをはじめとする欧米のビジネス界でも基本戦略として採用され、アメリカのビジネススクールでも教えられている
出典元:Wikipedia
このOODAループについては「PDCAと何が違うのか?」「PDCAはもう古いというのは大きな誤解」など、さまざまな解説がなされているので、詳しくはそちらを参照いただければ概要がつかめると思います。
結論から言うと、PDCAとOODAループは使うべき適切な局面が違うので、組み合わせていくのがベターです。
わかりやすく「キャンプ」に例えてみます
OODAループを具体的に理解するために、Getting Better編集部では独自の視点で「キャンプというプロジェクトの成功に向けてPDCAとOODAループを組み合わせる」ことについて検証してみました。
キャンプは日常的なレクリエーションですが、目的地や実施するアクティビティ次第でかなりの幅があるので「PDCAとOODAループの組み合わせ」を理解するのにちょうどよい題材です。
目的地を決めたり、どんなアクティビティをするか?については「計画」が必要です。そして、それは有効に機能するはずです。しかし、目的地に向かうための移動手段である「車を運転する」ことにおいては、「認知、判断、操作」の細かな繰り返しで、スピーディかつ的確な意思決定が求められます。
それぞれ、どんな形で行われるのか?みていきましょう。失敗の香りが漂うのはさておき…