「決め方」の決め方〜会議でも役立つ合意形成の2つのポイント(1/3)
「決め方」の決め方が大事
Webサイトのプロジェクトに限らず、物事を進めていくためには、「よし、これで行きましょう」という「合意」が重要です。
合意がなかったり、合意ができたつもりでできてなかった状態でプロジェクトを進めていくと、今更どうにもならない地点で「ちょっとまて、これじゃダメじゃないか!誰がこんなこと決めた?」とか言われたり、「いや、そんなこと俺は聞いてないよ、まだ変更可能なんだよね?」とか言われて、窮地に陥ることがあります。
これを避けるためには、何はさておき「合意の仕方」について合意をとっておく必要があるわけです。
そして、その「合意の仕方の合意」を一番最初にやっておかないと、プロジェクトを進めているつもりが、砂上の楼閣を積み上げているだけになってしまいます。
合意形成・2つの問題
合意を取るためには、2つの問題を解決しなければなりません。
まず最初に、合意を取る対象である、「案の出し方」をどうするのか。
そして出された案のアリ/なしを「誰が決めるのか」、です。
これら2つの問題について、全員が納得して「合意した合意の仕方に従う」ことに合意できるなら、以降合意の有無で巻き戻ることはいでしょう。
それがどれだけありがたいか、皆さん骨身にしみておわかりかと思います。
身近な方々との間では、「おーい」「お茶?」といった具合でこのあたりが決まってて、問題の存在すら気づかないかもしれません。しかし、様々なメンバーが参加するプロジェクトの場合、部署ごとや会社ごとの「決め方カルチャー」の違いもあるため、たとえ回りくどいように見えたとしても、最初にきちんと話をして、決めておくべきです。
具体的に見ていきましょう。