2014年12月01日Webサイト運用

Webサイト上の表記を統一したいと思った時に役立つ考え方

Webサイト上の表記を統一したいと思った時に役立つ考え方

「問い合わせ」と「問合せ」とか、「ください」と「下さい」は、どっちが正解?

残念ながら、この問題には正解はありません
いわゆる表記の統一をしたい場面で、よく「どっちが正しいのか?」という観点で議論されるシーンを見かけますが、正解があるわけではありません。

たとえば、朝日新聞では「朝日新聞の用語の手引」という本を出していて、ルールを解説していますが、これはあくまで新聞というメディアの形式にとって最適化しているものです。
なので、NHKをはじめとした放送局のルールとは違います。

表記のルールというのは、それぞれのメディアの特性に合わせて自社で決めるものなのです。

Webサイトの場合も、それぞれのサイトの事情に合わせてルールを決めなくてはなりません。
特にWebサイトでは、さまざまなデバイス・環境で閲覧されることを前提に考えなくてはならなかったり、システムによって動的に表示されるテキストと画像による文字などの条件もあるため独自のルールをもったほうが運用しやすくなります。

参考にできるものとしては、文化庁の内閣府告示に、常用漢字、現代仮名遣い、送り仮名、ローマ字、外来語の表記の目安・よりどころが掲載されています。

これらを参考に考えるとよいのですが、それをドキュメントにまとめようとするとなかなか大変なことになります。
しかも、変更改訂が手間でもあります。

そこで、おすすめしているのが「Wikiで管理する」という管理手法です。

はじめに、大まかな骨子と代表例を決めておいて、あとは迷ってどちらかに決めた時に書き足していくという管理方法です。

一度書き足しておけば、検索もできるし、変更管理も容易です。

たとえば、最初に構造化しておく例としては、

文体・調子について

ですます調(敬体)や、である、だ。など文末のあしらいが統一されていないと、違和感が出てくるのである程度のカタマリごとに統一したほうがよいでしょう。

固有名詞の表記

自社商品やサービス名などの固有名詞や、外部の固有名詞について参照する先など。

漢字の使い方(ひらく、とじる、難読語)

「ひらく」とは、漢字でも表記できる語をひらがなで書くこと。「とじる」はその逆。また、難しい漢字を使用せざるを得ない場合のルビの付け方など。

送り仮名のルール

これは内閣府告示を参照するのが手っ取り早いのですが、用例を書きためる際の分類としては「活用」の有無や、複数の語の組み合わせ(流れ込む など)で分類すると傾向が掴(つか)みやすくなります。

外来語のカナ表記

これも表記ゆれしやすい語なので、用例を書きためて行くことをおすすめします。内閣府告示も参考になります。

記述記号の使い方

括弧()やカギカッコ「」、太キッコウ【】、コロン:やつなぎ符-など(約物=やくもの)と、句読点(、。)、併記の際の中黒・(=なかぐろ)の扱い方と、その組み合わせ時のルールを決めておくとよいでしょう。

…という分類をしておくと、体系的で探しやすくなるでしょう。
サイトの更新頻度にもよりますが、1年ぐらい運用するとそれなりにまとまってきて、使いやすくなっていきます。

制作会社にも共有しておくと、表記ゆれチェックまで対応してもらうこともできてしまいます。
それはそれで、大変なのですが…

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