「SSL証明書」についてわかりやすくイラストにしてみました(1/3)
SSL証明書のイラスト解説
わかりにくいSSLをわかりやすくイラストで解説する第二弾です。
SSLについてほわーっとわかったような気になったり、釈然としないまま「そーなんですね」と飲み込んだりしていませんか?
それは、SSLに含まれているいくつかの機能や役割を分けずに説明されているから、というケースが少なくありません。
今回はSSLの機能のうち「証明書とは何か?」というテーマに絞って解説します。もうひとつの機能である「通信の暗号化」についてはこちらの記事を参考にしてください。
「SSL証明書」という言葉が示す通り、なにかを証明してくれるのがその役割です。
身近な例で考えれば、それは「身分証明書」のようなものです。
アリス:「はい、申請書のご記入ありがとうございました。それではご本人様を確認させていただくため、証明書のご提示をお願いできますでしょうか」
ボブ:「あ、はい。わたくし、こういうものです」
アリス:「あ、あ、ありがとうございます、ボブ様。大変失礼ですが、そういうことではなくて、もうちょっとこう一般的な、運転免許証とか…」
ボブ:「あー、なるほど。そうですよね。すみません。今探します。」
アリス:「お手数をおかけします」
ボブ:「えーっと、免許証ね・・・、あ、社員証じゃダメですか?」
アリス:「ご本人様を確認させていただくための書類としては、運転免許証、パスポート、保険証と公共料金の支払い通知書のセット、のいずれかをお願いしております。規則でして」
ボブ:「そーですよね。そーですよね。ちょっとお待ちを。。。あ、ありました!」
アリス:「ご協力ありがとうございます。手続きを進めてまいりますので、おかけになって少々お待ちください」
ボブ:「よろしくお願いします」
原理的にはこれと同じことがインターネットの中で起こっているのです。