2020年11月26日カテゴリ:Webサイト運用

縦割り組織に横串を通すGoogle アナリティクスの上手な使い方(2/3)

ユーザーをイメージできることが重要

コーポレートサイトはあくまで企業のコミュニケーションツールなので、Webの向こう側には「ユーザー」がいます。社内で共有する価値があるのは、どんなユーザーが自社のWebサイトを見に来ているのか?をイメージできるようになる数値です。

そのためには、全体の集計ではなく個別のページのアクセス状況を調べてみることをおすすめします。Google アナリティクスのメニューで言えば「行動」の「サイトコンテンツ」から「すべてのページ」を見てみましょう。ここにはページ(URL)ごとにどれだけのユーザーが見に来ているかというアクセス状況がわかります。

Google アナリティクス画面 サイトコンテンツのすべてのページ

例えば、「個々のニュースリリースにはどれくらいの告知効果があったのか」「製品やサービスのページは認知の獲得に役立っているのか」といったことを推し量ることができる数値が見えてきます。

また「ランディングページ」を見ると、このWebサイトの訪問として入り口になったページがわかります。会社のページであればTOPページが圧倒的かもしれませんが、TOPページを除いたランキングで見てみると意外に面白い傾向が見つかるかもしれません。

Google アナリティクス画面 サイトコンテンツのランディングページ

自社のWebサイトに訪れるユーザーの傾向がなんとなくつかめたら、次はこれらの数値の「変化率」に着目して分析してみましょう。

先月に比べて変化が大きければ、日々の営業活動の結果が現れている可能性があります。あるいは、日別のグラフに着目してみると、サービスや製品の詳細情報のPV数に一箇所だけ大きな変化があれば、もしかしたら商談を進めている顧客の社内で導入検討が組織的に行われているのかもしれません。

全体の集計では埋もれてしまうそういった変化を見つけると、リアルなユーザーが向こう側にいることが感じられるようになってきます。

で、どうなるのか?(何が期待できるか)

これらの「ユーザーをイメージできる情報」の共有が進むと、さまざまな効果が期待できます。

「今月のランディングページランキング」という報告で、順位を上げた(あるいは下がった)ページがあれば、効果が上がった営業活動との紐付けができて、強化すべきアクティビティがわかってくるようになります。

あるいはユーザーの行動パターンを知りたいというニーズも湧いてくる可能性があります。

Webサイトを訪れた実際のユーザーの情報を共有すれば、さらに改善のアイデアが出てくるかもしれません。

「もっとこうしたい」「こうやってみてはどうだろう」という活発な意見交換ができるようになってくればしめたものです。

具体的には次の章の2つのメニューから、共有する材料を探してみましょう。

Getting Betterとは

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