2015年05月28日カテゴリ:Webサイト運用

担当者をその気にさせる?!部門・部署別コーポレートサイト活用のヒント

担当者をその気にさせる?!部門・部署別コーポレートサイト活用のヒント

会社に目標やミッション、そしてベネフィットが存在するように、会社の中の組織、すなわち部門・部署もそれぞれ目標やミッションを抱え、求めるベネフィットも異なります。

「部門・部署ごとのベネフィットをWebで実現できれば、コーポレートサイトの運営やリニューアルプロジェクトにも協力的になってくれるはず。」

そんな仮説を基に、各部門・部署に必要だったり関連する機能・コンテンツを引き出す方法を考察します。

部門・部署のベネフィットと必要な機能・コンテンツ

例えば営業部門であれば、売上・利益を上げることや顧客満足といったことがベネフィットとなるでしょう。これらのベネフィットを得るため、自社の商品やサービスをより魅力的に伝え、消費者・ユーザーに購入してもらおうと訴求する必要があります。
一方で業務の効率化というミッションもあり、電話やメールによる問い合わせをフォームに肩代わりさせることで問い合わせ対応業務の負荷軽減といったベネフィットを得ることができます。

人事部門であれば優秀な人材の確保というベネフィットを実現するため、採用コンテンツは欠かせませんし、新しい商品やサービスの改善・改良がベネフィットの開発部門にとって、問い合わせからSNSまで、ユーザーから様々なフィードバックを得ることができるツールとしてWebの役割がますます重要となっています。

このような感じで各部門とコーポレートサイトの関わりについて、ざっくりサイトツリー風にプロットしてみます。

トップページ → 経営・広報・広告
 └ 商品・サービス紹介 → 営業・開発
 └ 事例紹介・ケーススタディ → 営業・開発・人事
 └ 会社情報 → 営業・人事・広報
 └ 採用情報 → 人事
 └ 株主・投資家向け情報 → 経営・広報
 └ ニュース・お知らせ → 広報
 └ お問い合わせ・よくあるご質問 → 営業・開発

部門・部署の「コミュニケーションの相手」をもう一度考えてみる

ただしこのような縦割り型の分業体制にしてしまうと、各部門ごとの責任分界点がわかりやすくなる一方で、関わりのあるコンテンツのみ義務的にしか協力しない部門が出てきたり、かえってできることの範囲が狭くなってしまう可能性があり、注意が必要です。

ここで重要なのは各部門ごとの「コミュニケーションの相手」を深掘りして検討することです。

各部門にはそれぞれベネフィットの享受に欠かせない「コミュニケーションの相手」が存在します。その相手とどのようなコミュニケーションが成立すればベネフィットを得られるのか、ということが最も重要な課題となるはずです。
その課題については当事者である各部門・部署の担当者の方が一番詳しいはずですし、話し合いの中で担当者の方も改めて気づくこともあると思います。
実は仕入先に向けて情報の拡充が必要だった、なんてこともあり得ますし、それが社内向けのメッセージであることもあるでしょう。

総務や経理など、コーポレートサイトとは一見関わりのなさそうな部門でも、よくよく聞いてみたら隠れたニーズが見つかる可能性があるかもしれませんね。

Getting Betterとは

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