BtoB企業のWebサイトをスマートフォンに対応させるわかりやすいメリット
ついにスマートフォンの契約数がフィーチャーフォンを上回ったとのことですが、BtoB企業のWebサイトの場合、スマートフォンの比率はそれほど高くならないことがよくあります。
弊社の場合も、ほぼ完全にBtoBの事業なのでスマートフォンやタブレット端末からのアクセスは多くても2割程度でした。なので、「スマートフォンに対応するのは、またいつか、手が空いたら」と、後回しにしてきました。
しかし、お客様のサイトを次々とマルチデバイスに対応させていくにつれ、羨ましくなってきたので対応することにしました。
せっかくだから1ソースで管理も楽にしたいのでレスポンシブデザインにしたところ、思わぬところで効果があがりました。
それは、「採用ページ」です。
これまで、自社サイトの応募フォームからはほとんど応募が入らなかったのに、レスポンシブデザインにして応募フォームも改修したところ、300%以上の応募が入るようになりました。
元が少ないとはいえ、とてもありがたいお話です。
考えてみたら当たり前の話で、新卒で就職活動をするにしても、あるいは転職活動をするにしてもユーザーが使う情報端末はほぼ完全にスマートフォンに切り替わっています。
一昨年ぐらいからその流れは顕著で、BtoCの企業では採用サイトをスマートフォン対応に切り替えています。
ちなみに、採用ページの場合は、スマートフォン対応する際に機能やコンテンツを削ってしまうと、ユーザーが目的を果たせず場合によってはPC表示に切り替えられてしまいます。
結果、応募フォームから離脱する可能性が高くなります。
特に就職活動をしているユーザーは、多くの会社を見比べなくてはならず、かつ短い時間の中で判断基準となる事実を見つけたがっています。
採用媒体を使っている場合も気になる企業を見つけたユーザーは、募集広告の記事は流し読みして自社サイトへのリンクをたどってアクセスしてきます。
そこで、採用媒体用の演出が無い「実態」を確かめに来るのが一般的なフローになってきました。
そして、応募意欲が高まったら早速面接対策として、志望動機の手がかりを探してくまなくサイトを閲覧します。
このようなニーズに応えられるコンテンツを用意し、応募フォームのインターフェースをスマートフォンの入力に最適化するというのがポイントになります。
採用ページ単体でSEOを考える必要もないので、PC版のページとは別ソースにしてしまうという方法もあります。
当社の応募要項のみのページでもこれだけの効果があったので、もっとコンテンツを充実すればきっと…
と、欲が湧いてくるのですが、採用した社員に聞いてみると、「あれ?社員インタビューなんてありましたっけ?」という状態。
当社のような業態の場合、応募者目線に合わせたコンテンツよりも実績が全てのようです…
採用ページに限らず、サイトのマルチデバイス対応を検討したい場合は、お気軽にご相談ください。