Webサイトリニューアルするならやっぱりコンテンツは一番大事〜画竜点睛を欠く3つの「罠」〜(1/3)
コンテンツはWebサイトの大黒柱
Webサイトをリニューアルしようとするときに、ついデザインや機能面やマーケティングソリューションの導入などに目が行きがち。
しかしユーザーにとっての便益(ベネフィット)を第一に考えればコンテンツが一番大事です。
そしてユーザーに対してどんなアクションができるのか?
ということが本来リニューアルプロジェクトの柱になるべきです。
Webサイトのデザインという「罠」
一定レベルのデザインクオリティがあるWebサイトであれば、実際にアクセスしてくるユーザーはデザインから受け取る印象よりも、
- 自分の知りたい情報があるか?
- それがストレスなく判別できるか?
ということを重視しています。
あるいは、探している目的物が物理的な形を持っているものであれば、その写真や画像を探すでしょう。
つまり、求めているのはデザインではなく「目的の対象物としてのコンテンツ」であり、デザインは「コンテンツ」をユーザーにとって見つけやすく、わかりやすくするための機能の一つにすぎません。
ところが、いざWebサイトをリニューアルしようとするとコンテンツのことはさておき「デザイン」の良し悪しを議論し始めてしまいます。
デザインは見た目でわかりやすいため、文字を読まなくても印象をもって意見を言うことができます。
リニューアルの検討にあたって十分な時間が無く、制作会社を選ばないと前に進まないからと「デザインの力量で判断しよう」と結論を急ぐことも現実としてはよくあることです。
しかし、本当に意味のあるコミュニケーションを成立させたいのであれば、慌てずにコンテンツからはじめるほうが結果的に安く早く目的地にたどり着けます。