コーポレートサイトのWebコミュニケーション設計に最強?のフレームワーク「TCFRO」(3/4)
「Reason Why?(リーズン ホワイ?)」ユーザーにとってアクセスする必然性があるのか?
「ユーザーはなんでアクセスしてくるの?」
嗚呼、こんなに恐い質問もなかなかないですね。
でも、この質問に答えられないとインターネット上にトマソン(※)を作り出すことになってしまいます。
お金と労力をかけて、役に立たないものをひっそりと建立してしまう不幸が待ち受けています。
(もっとも、アクセスが無ければ不幸にもなりませんが…)
逆に理由がある・即答できるということは、ユーザーにとっても価値のあるWebコミュニケーションを作り出す強い動機となります。
それが自己(自社)都合ではなく、ユーザーのメリットを優先している理由であれば、改善をし続けるべきWebサイトが誕生する可能性は高いといえます。
※トマソン…無用の長物のたとえ、超芸術トマソンとも。
「Occasion(オケージョン)」を具体的に想定することの大切さ
どんなコミュニケーションでもタイミングが大事なのはよく意識されていると思います。
Webコミュニケーションにおいては、タイミングだけでなくユーザーの置かれている環境、行動上の文脈も非常に重要な要素になります。
検索エンジン・広告・リンク元・メール・紙媒体など、アクセスしてくる経路ごとにユーザーが目的に対してストレスなく行動できるためには何が必要か?どんな表現が必要か?という視点で検討を進めていきます。
移動中なのか?職場か?スマートフォン?など、利用状況や使用デバイスに対する想定は、アクセシビリティの面からも考慮すべき要素となります。