Webの仕事に求められるレジリアンス(しなやかさ、もしくはへこたれなさ)
「私の仕事は○○だから」というスタンスではチームとしての学習障害につながる
一般的に、会社には部署があり肩書があり、組織としては役割別に分業制が敷かれているように見えるのですが、そうキッチリと分けられるものでもなく、実際の役割や組織は常に流動的です。
当社の場合、デザイナーだってサーバのことを考えることもあるし、エンジニアがマーケティングについて考えることもあります。
「ディレクター」や「デザイナー」や「エンジニア」といった時にイメージされる固定的な業務範囲は、実はかなり過去のもので、現実は常に変化し続けています。
しかし、それぞれの職種に応じて専門性が求められていることは確かで、それぞれがそれを追求し続ける必要はあります。
むしろ、それぞれの専門性があるからこそ、担当業務の枠を超えて取り組んでみたり相談したり、叱られたり、褒められたりする中でチームとして学習していくことに価値があるのです。
学びの機会が多い仕事
正直なところ、失敗も多い仕事といえます。
その分、打ちのめされることもあるけど、今日の敗北は永遠ではなく、学びの機会としてしなやかに受け止めるしかないのです。
最近、教育の現場ではレジリアンスという言葉がもてはやされているので使ってみたけど、ニュアンスとしては「へこたれなさ」のほうがマッチしているかもしれません。(※1)
時々、ベテランのエンジニアに叱られたりプロジェクトマネージャーとプロデューサーが言い争いをしていたり、というシーンもありますが、そんなことに都度へこたれていては、お客様が本当にもとめる解決にはなかなかたどり着けません。
プロジェクトに取り組む体制も柔軟に
外からはどれも同じように見えるプロジェクトですが、テンプレートを当てはめられるような仕事はひとつもありません。
なので、プロジェクトごとに「今回のプロジェクトでは」という新鮮な目で見るようにしていて、状況の許す限り最善のチーム編成で取り組むようにしています。
個人だけでなく、チームだって時として打ちのめされるときがあります。
でも、全員が倒れるということはなく、必ず誰かが立ち上がって「あっち行こう!」「それならこれを試してみよう!」と言ってくれます。
多くの企業が、オープンイノベーション(※2)であったり、アダプティブ戦略(※3)に活路を見出そうとしている時代なので、私達のWebの仕事にはレジリアンスが大切なのです。
当社では、一緒に働く仲間を求めています!気になったら、下記よりエントリーをお願いします。
※1:「へこたれなさ」と言い切ってしまうと根性主義の言い換えみたいですが、耐え忍ぶことではなく「受け流す」ことや「抱え込みすぎないこと」も含んだストレスマネージメントだと理解してください。
※2:自社内のみならず、外部のアイデアを取り入れて新たな価値を生み出す、という考え方。
※3:予測が難しく、かつ絶えず変化する状況に素早く適応するための戦略。