OODAループでWeb担当者の業務改善のすすめ(キャンプ篇)(3/5)
そんなんでは流されて当然
3時間と予想されていた移動時間を大幅に超えて、現地着は11時前。
「大丈夫!計画に対するビハインドは、たったの2hに過ぎない。巻き巻きでリカバリーしよう!」
という編集長の掛け声の元、各自作業に取り掛かります。
「どうしてだ?」
「いや、ちゃんと堰を作ったんですけどね」
「堰を作った後に、ビールを入れただろ?」
「はい。そうです」
「そうすると、流れも変わるし水かさが変わるから、石が動くんだよ」
ゴールキーパーの詰問の調子が2割増しなのは、そこで流されたのが川で冷やそうとした缶ビールだったからなのか知る由も無い。とにかく用意した缶ビール9本のうち3本は川の流れに身を任せ、下流のパーティーのだれかに拾われるといいな、という状況に陥っていた。
状況としては、
- ビールを飲む可能性がある人は3人
- 一人当たり3本だったのが、2本に縮減
- お茶とコーラは無事だった
という状況から判断して、計画に与える影響は軽微なので「川で冷やす」は継続し、必要な対策を施すことにしました。
みんな冷静に聞け「水がない」
「みなさん、まあ、そういうことなんですよ」と編集長。
「しかし、なんで『水源の森』なのに、水道ないわけ?」オフェンス。
「罠ですね」と、分析官。
「水源の森であって水道の森じゃないから」と、ゴールキーパー。
「プランBは?」と、編集長。
まそんなもの、用意してるわけないので、
ここでも当然、OODAループの出番。
状況は、
(食材)
- じゃがいも、にんじん、たまねぎ、鶏肉
- チータラ、ミックスナッツ、ポテチ、コアラのマーチ
- カレー粉、醤油、マヨネーズ、塩、唐辛子
そもそも、これでどうしようとしていたのか?(米がないし、マシュマロもない)はさておき、
(道具)
- バーベキューコンロとチャッカマン的ライター
- 鉄鍋とナイフ
- バーベキュー用の木炭、着火剤
- アルミホイル
- 竹串
- 少年ジャンプ
という状況。
ここから、情勢に適応する判断のオプションの選択肢として、
といった展開が考えられますが、対策1にはロスとリスクが想定されるため、全会一致で対策4に決定。
結果的に、
- ジャガイモは皮をむいてホイルで包んで、焚き火の中に。焼けたらマヨネーズをつけて食べると言うジャンクな味わいに。
- ニンジンは、皮をむいて細く切ってオサレな野菜スティック。(マヨネーズ添え)
- 玉ねぎと鶏肉は鍋で炒めて醤油カレー風味(なに味だ?)
- 分析官は少年ジャンプを読みながら竹串でチータラをつついてビールを飲む
という行動(Act)になりました。