今さら聞けない?ドメインにまつわるエトセトラ(前編)(1/2)
インターネットを支える基本的な仕組みである「ドメイン」
「ドメイン」と言えばよくこんな形があります。
- www.yourname.co.jp
- www.yourname.com
「インターネットの住所」に例えられるこの文字列を紐解いてみると、インターネットを支える仕組みやルールが見えてきます。
その中でもWeb担当者の実務に役立つ知識や情報をご紹介します。
前編はドメインの構造とトップレベルドメインについてです。
ドメインの階層構造
ドメインはドットで区切られた文字列であることは周知の通りですが、実は階層構造となっています。
表:ドメインの階層構造
TLDの種類 | 第4レベル | 第3レベル | 第2レベル | トップレベル |
---|---|---|---|---|
ccTLD | www | yourname | co | jp |
gTLD | www | yourname | com |
ドメインの末尾(jpやcom)をトップレベルドメイン(Top Level Domain:TLD)と呼ぶのですが、これが階層構造の最上位となっています。
図:JPドメインをサンプルとしたドメインのツリー構造
トップレベルドメインを頂点としたツリー構造となっており、トップレベルは第2レベル(co・ne・or)のみを管理し、第2レベルは第3レベルのみを管理するといった分散型の管理体系となっています。
第4レベル(いわゆる「サブドメイン」)は第3レベルの管理下となるので、ドメイン登録者任意で好きなだけ利用することが可能です。
※サブドメインについて詳しくは後編で解説します。
そしてTLDは大きく分けて「gTLD(分野別トップレベルドメイン)」と「ccTLD(国コードトップレベルドメイン)」に大別されます
gTLDは「.com」や「.org」などがよく知られていますが、申請中のものも含めると何と1,400ものドメインがあるそうです。
ccTLDは用途に応じてさらに4種類ありますが、企業や組織でよく利用されるのは「汎用JPドメイン(jp)」と「属性型JPドメイン(.co.jp や .or.jp など)」の2種類です。