リニューアルだけが解決策とは限らない?「運用」から始めるWebサイト改善のススメ(1/2)
運用の改善から着手
Webサイトが抱える課題の解決策として真っ先に思い浮かぶのが「リニューアル」ですが、リニューアルがWebサイトに関わるすべての問題を解決できるわけではありません。
リニューアル後の運用期間の方が圧倒的に長いWebサイト、その「運用」の改善から着手するのも一つのアイデアです。
Webサイトの問題の根幹に関わる「運用」
実はWebサイトに関わる問題の多くは運用がうまくいっていないことが原因です。
例えば、情報の更新頻度が低く古い情報がいつまでも残っているというWebサイトであれば、
- 適切なメンテナンスがされていない
- 運用にかかるリソースが足りていない
…といった問題が背景にあると推察できます。
リニューアルへ至る背景として「デザインが古臭い」というのもよくみかけますが、これもユーザーやビジネスのニーズ・トレンドに対応できていない結果の裏返しです。
Webサイト「だけ」リニューアルしても効果なし?
ランディングページやキャンペーンサイトなどのマイクロサイトが乱立してしまい、整理がつかなくなっているWebサイト(群)もよくみかけます。
積極的に施策しているという見方もできますが、往々にして自社や組織の都合で場当たり的にサイトやページを制作してきた結果です。
こうした状況下でWebサイト「だけ」をリニューアルしても運用に関わる問題が解決するとは思えません。
リニューアルプロジェクト期間中や公開直後は運用の機運も高まりますが、しばらくすると熱りも冷めていつの間にかリニューアル前の「元サヤ」に収まってしまい…
このような事象が繰り返し発生しているようであればなおのこと、運用の改善から着手する方が得策です。