その「利用規約」、読まずに同意していませんか?(3/4)
それブランドちゃうのん?
海外の会社に多いのですが、会社の名前を表に出さない場合があります。例えば「当社(なんちゃらドットコムを指します)」と書いてあったとして、そのなんちゃらドットコムってドメイン名やないかい!社名とちゃうやん!で、whoisでしらべるとなんちゃらではない、ふにゃららという名前の会社の所有物になってたりします。その関係性やいかに。
そんでもってクレジット決済してたりすると、なんちゃらでもふにゃららでもない、ほげほげという会社から金額だけ見に覚えのある請求がきてたりして。
まあ「問題あったら使うのをやめる」程度のサービスであれば、それでも問題はないのかもしれませんが、訴訟してでも利用を継続したいようなサービスの場合はぐっと我慢して手を出さないほうがいいでしょう。
根こそぎもってくんかい
よく読むとひどいことがすらっと記載されているEULAがあるので、注意が必要です。例えば「本EULAに同意した場合、ユーザーはユーザーが本サービスの利用者として広告や実績紹介等(を始めとし、これらに限定しない)に掲載されることに同意することを意味し、また、その際ユーザーの属する会社の商標・ロゴ等(をはじめとし、これらに限定しない)を当社が必要とする限りにおいて無償かつ排他的・無制限に利用可能であることに同意したものとします」とかって書いてあったりしますので、読み飛ばしてはいけません。
まあ一語一句同じわけじゃないですが、こんな条件あったんですよ、実際。
あるいは某画像処理アプリの会社の場合、「正当なライセンスがあることを確認するため、当社が要望したら保有するパッケージを見せろ」とか、捜査権を要求するものもありました。このあたり、今どきはサブスクリプションに移行してるでしょうから、過去の話となりつつありますが。