2015年09月29日カテゴリ:Webサイトリニューアル

オリエンシートやRFP(提案依頼書)作成を前に、基礎調査という「パラダイムシフト」のご提案(1/2)

オリエンシートやRFP(提案依頼書)作成を前に、基礎調査という「パラダイムシフト」のご提案
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考え方を変えてみる

Webサイトのリニューアルプロジェクトにおいては、制作会社へその意思や内容を伝えるオリエン用の資料(オリエンシート)やRFP(提案依頼書)が必要不可欠となります。
最近ではテンプレートも手軽にダウンロードできますし、制作会社が用意してくれることもあるでしょう。

ところが、テンプレートにそって実際に作成を始めてみると、内容を埋めきれずに困ることがあるはずです。
データ収集や関係者へのアンケートなど、意外と手間がかかる上に、Webの専門家ではない方にとって技術的な要件をまとめることは容易な作業ではありません。

業者選定のためのコンペであれば、提案内容や費用見積もりを比較するために条件を揃える必要があり、そのためにオリエンシートやRFPの作成は重要な役割を果たします。

しかし一歩引いて考えると、そもそもの目的はプロジェクトの成功なので、この段階では「プロジェクトのパートナーを選定する」という考え方にシフトする方法もあるのです。

事前の準備が不十分なまま、リニューアルの提案を求めるのは危険!

まずはプロジェクトのスタートに際して「業者選定の段階」にあるかどうかをチェックしてみましょう。

  • 対象となるページ(ファイル)数を把握している
  • 対象となるページのGoogleインデックス数を把握している
  • 部門別・業務別にヒアリングが完了している
  • サーバやWebアプリケーションなどの技術要件の前提条件は明確になっている
  • 専門的見地やユーザーテストにより問題点は客観的に洗い出している
  • コンペの選定基準や採点基準は明確になっている
  • 自社の要求事項は優先度別に取りまとめられている
  • 競合サイト・競合企業について、調査し・戦略をたてている
  • トラフィックのボリュームと傾向を把握している

上記項目のうち対応済みの項目が半分に満たない場合、まだまだ業者選定の段階に入っていないと思われます。
このまま進めてしまうと、その目的や依頼内容を正しく業者へ伝えることができず、結果的にプロジェクトがうまく進まない可能性が高いのです。

中には前提条件や制約条件を気にせず、見た目とコストパフォーマンスが良さそうな提案で受注を獲得しようとする制作会社もあるので、プロジェクトの本来の目的と離れていってしまうこともあります。

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