2015年08月06日カテゴリ:Webサイトリニューアル

意外と知られていない!?Webサイトリニューアルに向けた基礎調査のススメ(2/2)

意外と知られていない!?Webサイトリニューアルに向けた基礎調査のススメ

目に付きやすい問題に加えて潜在的な課題を把握する

マンションの場合、外観から電気設備などのインフラ、水漏れや耐震といった構造関わる問題まで、それぞれ専門の業者が劣化状況や資産価値などを個別に調査します。
さらに区分所有者(=居住者)が個々に抱えている、気づいている問題をアンケートなどで集約します。

また、マンションの場合、10年〜15年といった周期で行われるため、そのための費用も積み立てられており、上限は決まっています。

それら修繕にかかる予算とコストを総合的に検討し、最大限のベネフィットが得られるよう計画が立てられるはずです。

同じようにWebサイトにおいても、各カテゴリやコンテンツを所管する責任部署、さらにサーバなどインフラを管理する部署に加えてページ制作やコンサルなどを委託している業者など、様々な関係者が関わっており、彼らを無視してプロジェクトを進めることはできません。

さらにWebサイトのプロジェクトにおいては、目につく問題だけでなく潜在的な課題や目標が潜んでいます。
特にコーポレートサイトの場合、部門・部署ごとにベネフィットとなるコンテンツや機能が異なっているのは、こちらのブログ記事(担当者をその気にさせる?!部門・部署別コーポレートサイト活用のヒント)でも考察したとおりです。

ですので、可視化できる情報を収集する一方で、関係各所へアンケートやヒアリングを実施して目に付きにくい課題を洗い出していく必要があるのです。

リニューアルに向け指標となる項目を調査する

リニューアル前に実施しておくべき調査項目についてはプロジェクトによって異なりますが、概ね以下の通りです。

  1. 現在のページ(画面)数
  2. 直帰率や離脱率の高いページ
  3. 問い合わせ件数と有効率
  4. Webサーバーの環境
  5. トラフィックのボリュームと傾向
  6. 導入しているシステムのサポート期限
  7. 競合企業サイトの評価
  8. アクセスの多いキーワードの傾向
  9. 関係各所へのアンケートやヒアリング内容

いずれの項目もリニューアルの目標や指標として客観化できる要素を含んでいます。

これらの内容をオリエンテーションの際に提示することによって、提案する側もリアリティのある案を提示することができますし、受ける側も比較選定の基準が明確になります。

もちろん、前提条件が整ってさえいればプロジェクトはうまく進むとは限りませんが、最初から目指す方向が間違っていると、後々の軌道修正に思わぬコストがかかることは間違いありません。

それぞれの調査項目は専門的かつ分野が多岐にわたるため、実行に移すにはそれ相応の知識や労力が必要です。

弊社でもWebサイトの基礎調査として承っております。
リニューアルはもちろん、とりあえず自社サイトの状況を把握したいといったご要望でも結構です、こちらからお気軽にお問い合わせください。

Getting Betterとは

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